太陽光発電システム<シミュレーション結果と比較>

レビュー
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我が家が建って1年が経ちました。

実家などと比較すると、住み心地が良く快適に過ごせているので、満足度は一年経っても高いままです。

とはいえ、レビューするにも日が浅いこともあり、なかなか経年劣化などの状態変化を観察するのは難しいですね。

今回は、一条工務店の特徴のひとつの太陽光発電システムについて、契約前のシミュレーションで出た数値と実際に一年間住んで出た数値を元にレビューしたいと思います。

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太陽光発電システムのシミュレーション

以前、太陽光発電システムの導入の是非について、ブログで紹介しました。

一条工務店でのシミュレーションする考え方として、光熱費・メンテナンスコストを含めた太陽光発電システムのトータルのメリットを考えています。

メリットがないと太陽光発電を設置する意味がなくなってしまいます。

詳しくはこちらからどうぞ↓

シミュレーション結果と比較


我が家の太陽光発電シミュレーションは3つのありました。

  1. 光熱費
  2. メンテナンスコスト
  3. 太陽光発電メリット

① 光熱費

一条工務店のi-smart・i-cubeの家は

Q値が低い(断熱性が高い)ことで熱が逃げず、冷暖房費が節約できる。

C値が低い(気密性が高い)ことで隙間がなく効率的である。

以上より、家の構造で光熱費が節約できるメリットが太陽光発電システムの有無に関わらずありました。

光熱費は各家庭さまざまなので参考程度に見てください。

実際のデータを見てみると↓

1年間、電力会社に支払った金額を月平均にすると¥10,400でした。

シミュレーション予測金額よりも低くなりました。

低くなった理由としては、こどもがまだ小さいので、電力消費量はそれほど多くなっていないと考えられます。

今後、こどもが大きくなるにつれて、消費電力は増えていき、シミュレーション金額に近づいていくことが想像できます。

消費電力が少ないことはいいことなので、これからも節電は意識したいところですね。

シミュレーションでは60年間の累計の金額がありますが、正直、生きているかもわからないほど先の話なので、あまり現実的ではないような気はします。

30年後、こどもが出て行き、定年を迎えるぐらいまでの想像が現実的なのかなと、思いました。

そのころには、次世代省エネ基準住宅との差額が435万円くらい出ている計算になります。


日々の光熱費は、削るという意識ばかり働くと日常生活が窮屈な感じがするので、特に意識せず光熱費が効率よく消費される家の構造は、とても大切だと気づかされます

② メンテナンスコスト

我が家の場合は、太陽光パネル一体型の屋根とハイドロテクトタイルの外壁にすることで、10年~15年に一度の修繕費がかからないように計算されました。

太陽光発電システムにかかるメンテナンス費は

 ・16年目に太陽光パネルのパワーコンディショナーの交換費用

 ・31年目に太陽光発電システム再設置費用

10年~15年後にかかる修繕費を月々の費用にするとメンテナンスコストは抑えられるという計算です。

しかし、1年目の現在は修繕する部分はないので、比較することはできません。

15年後にパワーコンディショナーの交換までしっかりと計算に入っているところが、しっかりとシミュテーションできているなと感じる部分です。

③ 太陽光発電メリット

本来の目的である発電による売電と自己消費による光熱費の削減メリットです。

故障などの不測の事態が起きなければ、発電するほどメリットは大きくなります。

実際のデータを見てみると↓

シミュレーションで出た金額は、少々ややこしく、いろいろ設定があるみたいなので、深くは掘り下げませんが、わかりやすく自分なりにまとめて計算してみると、

  • 売電金額…電力会社から売電で得た金額
  • 自己消費金額…売電せず消費した昼間の電力を買電単価で計算した金額

一番わかりやすいのが、売電金額です。

毎月、売電収入が振り込まれるので太陽光発電のメリットが一番わかりやすく、10年間は売電単価が高く固定されるため、大体の収入が計算できます。

自己消費金額は、昼間に消費する電力は太陽光でまかなえるので、消費した分を電力会社から買っていたらどれくらいの金額だったかを表してみました。

ハウスメーカーや太陽光発電・蓄電池関連の会社さんによって、いろいろ定義はありそうなので、参考程度に見てください。

気になったのは、太陽光発電システムに必要なパワーコンディショナーの消費電力が入っていると思われるので(いろいろ調べると40%くらい?)、その分を引いた金額を青文字にしました。

発電量すべてが売電できるわけではないことと、実際に昼間の家の中で使う電力はさほど多くないので自己消費金額は、今はあまりピンとこない気がします。

それでも、自己消費が増えて売電収入が減ったとしても、合計の金額は変動しない仕組みなのかなと、思います。

太陽光発電システムがさらに進化していくと、消費電力が減り、売電金額が多くなっていくのかなと思いますので、太陽光発電メーカーさんにはがんばってもらいたい部分ですね。

以上のことを考えて合計金額をみると、10年間のシミュレーション金額とそれほど差がなく、おおよそシミュレーション通りであることがわかりました。

結果

シミュレーション結果と比較した結果、

1年目の現在は、光熱費・メンテナンスコスト・太陽光発電メリットの3点は、シミュレーションよりも良い結果であることがわかりました。

1年目は不具合なく動いている現状なので、まだ心配することはありません。

シミュレーションの仕方は、各ハウスメーカー違いますし、数字の捉え方によっては『光熱費がゼロになる』と宣伝文句にしているところもあります。

メンテナンスコストも加味しているのかわかりませんが…

月々の支払いというと、ローンの返済にも関わってくることにもなるので、太陽光発電パネルの設置が家計に及ぼす影響は、結構大きいことがわかってきますね。

我が家のシミュレーション結果を参考にしていただければと思います。

また、シミュレーションではわからない、不具合や予期せぬ災害など見通せないことも多くあるので、多少の運も左右されるのかなと思います。

太陽光パネルは長寿命とはいえ、パネル自体は海外製がほとんどなので、故障のリスクは大いにあります。

60年後はさすがに動いてないかな?!と思っています。

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