全館空調+床冷房をOFFにしてわかったこと

一条工務店
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全館空調+床冷房のおかげで快適に過ごせた夏が終わると、涼しい秋の季節がきます。

この時期は床冷房の役目を終える時期でもあります。

床冷房は、ほったらかしでも設定温度よりも低ければ、稼動しないのでいいと言えばいいのですが、もったいない意識が働いて、使わないんだったらOFFにしたいと思ってしまいます。

今年の秋は、こどもが産まれるタイミングで妻とこどもは帰省したことによって、私ひとり家で過ごすことになりました。

そこで、何か出来ないかと考えた結果、

私

全館空調をOFFにして過ごしてみよう

と、実験してみました。

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全館空調+床冷房『全館さらぽか空調』をOFF

秋や春は、どの家も冷房を使わなくなり、窓を開けて過ごすことが多くなるので、光熱費は下がります。

無論、我が家も床冷房をつける必要がなくなり、全館空調だけONにしていました。

そうすると、

私

窓を開けて過ごせばいいじゃないか

と思ってしまった訳でした。

本来、24時間つけっぱなしでいいのですが、実験的にOFFにして過ごしてみました。

OFFにすることで、消費電力は下がるので1年前と同じく、消費電力を測定してみました。

家の状態

家の状態
  • 窓は風が通り抜けられるように半分程度開放
  • 断熱ハニカムシェードは、使わない窓では締め切った状態

朝、起きて身支度をして家を出ると、帰ってくるのは夜です。

食事とお風呂を済ませたら寝る生活は、独身時代を思い出すような生活パターンです 笑

室内の温度は24~27℃くらいで、湿度は50~70%くらいでした。

電気を使用していると思われる機器(待機電力を含む)
  • 太陽光発電機器類
  • エコキュート機器類
  • 家電

朝・晩にTVを見て過ごすくらいで、余計な電力は消費していません。

1年前、家の引渡しから引越しまでの間の一ヶ月間で、物が何もない状態の家で全館空調+床冷房の消費電力を測定していました。

当時は、家で生活していなかったので、消費電力がどれくらいか把握することが目的でした。

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測定結果

一条アプリ』と『電力会社の電気使用量』を使って20日間で得られたデータをグラフにしました。

18日間の測定データ

図1 消費電力量と外気温

20日間の消費電力量に最高気温および最低気温を入れました。

全館空調ON状態の我が家の消費電力は、気温の低下とともに消費電力は下がる傾向です。

気温が下がりすぎると、エコキュートの湯沸しなどで、今度は消費電力量が上がっていくと思うので、電力消費量が最も少ない時期であることがわかります。

1日目~13日目:全館空調ON

最低気温の上下と消費電力量の上下が似ています。 

暑い日は、温度調整していて、消費電力が上がっているようでした。

14~20日目:全館空調OFF

当たり前ですが、消費電力量が減りました。

全館空調のON/OFFの差を比べると、1日約4kWh程度減っています。

気温に上下されることなく、消費電力量は一定になっているようです。

全館空調で昼間消費する電力も減るので、太陽光発電による売電量が若干ではありますが、増えていることが期待されます。

住んでわかったこと

しかし、いいこと尽くめでもないことがわかりました。

『室内干し』がイマイチだったことです。

我が家の生活パターンは夜に洗濯して室内干しするのですが、窓を開けた室内の湿度は60~70%なので、朝までに洗濯物は乾いていませんでした。

昼間に外で干せればいいんですが、仕事で日中いませんし、雨が降ってしまうと、洗濯もできません。

外干しの生活スタイルがほとんどなくなった我が家では、『室内干し』ができないことがデメリットになってしまいました。


さらに、妻が家に帰ってきた時に、

妻

におい篭ってない?

自分自身はそんなに感じなかったのですが、においが篭っていたようです。

窓を開けていても空気が入れ替わっておらず、空気が留まっていたのが原因のようです。

風の影響も受けるので、サーキュレーターなどを使用して空気を入れ替える対策が必要です。


余談になりますが、夜、窓を開けて寝ていると外の音が聞こえてくるのが新鮮でした。

普段、大雨が降らないと気づかないくらい防音に優れている家なので、カエルの鳴き声など聞きながら寝ていました。

それでも、朝、隣の家の目覚まし時計の音が聞こえてきたのは、びっくりしました。 笑

まとめ

床冷房をOFFにしても、涼しく過ごせるこの時期に、全館空調をOFFにして過ごしてみました。

全館空調をOFFにし、窓を開けて生活することで、全館空調の消費電力を減らすことができました。

しかし、窓を開けて新鮮な空気を入れることはいいのですが、湿度が50~70%くらいになってしまいます。

その影響で、『部屋干し』ができなくなる恐れがあります。

室内干しに慣れてしまった生活パターンでは、夜に部屋干しすると乾かない恐れがあるので、洗濯物の干し方を考える必要がありそうです。

全館空調の湿度コントロールの役割が非常に大きいことがわかりました。

よって、夜は防犯の意味も含め窓を閉め、全館空調をONにして湿度を下げてやり、部屋干しの洗濯物が乾くようにしてあげると良いかもしれません。


また、窓を開けても風がないと換気できないので、においが篭ってしまいます

サーキュレーター等で換気してあげる必要がありそうです。

普段、あまり気にしていませんでしたが、全館空調の換気の役割も大きいことがわかりました。


妻とこどもが帰ってきたら、元の生活パターンに戻りたいと思います。

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