我が家の冬場の室内環境についてです。
我が家は一条工務店『i-smart』の全館空調+床暖房の「さらぽか空調」によって、温度・湿度がコントロールされており、家の中は寒くありません。
家の中にいるとわかりませんが、外から帰ってくると家の暖かさに気づかされます。
それでも、赤ちゃん用の温湿度計を見ると、『かんそう(乾燥)』のマークがついています。
0歳のこどもがいる家なので、湿度は高めが要求されるのですが、アパート暮らしの時から使用していた加湿機能付き空気清浄機では、なかなか湿度は上がりませんでした。
そこで、新しく加湿器を購入したところ、室内環境は激変し、我が家の理想の形が見えてきました。
全館空調+床暖房の湿度コントロール
一条公務店『i-smart』の全館空調+床冷暖房のことを「全館さらぽか空調」で知られています。
温度と湿度をコントロールしてくれるので、冷暖房器具を使わなくても一年中快適に過ごすことができています。
以前、レビューしたブログはこちらからどうぞ↓
我が家の冬場の設定は
家の大きさによりますが、我が家でこの設定にすると、
室温20~23℃
湿度約40%
になります。
加湿器を使用しなくても湿度が約40%で保たれているで十分といえば、十分なのですが、やはりこどもの事を思うと、『かいてき』マークのつく60%くらいが欲しくなります。
加湿器をつければいいだけか…
と思っていましたが、そう単純な話でもないことがわかってきました。
1日の湿度のグラフ
我が家のリビング・ダイニング(LDK:17.69帖+和室4.5帖)の1日の湿度の状態をグラフにしてみました。
我が家にはオープンステア(リビング階段)があるので、加湿空間は広くなっています。
玄関から外気が入ってきたり、トイレやキッチンの換気扇が作動すると、室内の空気は出て行ってしまいまうので、湿度が下がってしまいます。
一方、お風呂に入った後は換気扇はつけず、壁掛けのサーキュレーターで送風するとリビング・ダイニングに湯気が取り込まれることで、湿度が上がります。
さらに、洗濯物は和室のホスクリーンにかけて、室内干しにして乾かしています。
そうすると、湿度は約60%まで上がります。
理想の湿度になるのは、もう眠りについて誰もいない深夜でした。
ちなみに、寝室に別の加湿器があるので、就寝中の加湿は問題ありません。
朝になると、洗濯物は乾いて湿度が約40~50%まで下がっているので、リビング・ダイニングで過ごす日中は、結局、約40%くらいに落ち着くことになります。
加湿器を購入
アパート暮らしをしていた頃から使用していた、加湿機能付き空気清浄機で日中の湿度を60%に保とうとしていたのですが、なかなか60%までは到達できませんでした。
風量を上げたりしたのですが、ひんやりとした風が大量に出て、しかも風音が大きいので、TVの音が聞き取りにくいなど不快な思いをするようになったので、より良い室内環境のために、
加湿器を買おう!
と決意したのでした。
全館空調なので空気清浄機は必要ないと思い、加湿に特化した加湿器を購入することにしました。
ダイニチ「HD-LX1221(W)」
そこで、購入したのがダイニチの加湿器でした。
何よりも重視したのが、加湿機能の優れたものでした。
価格.comやレビューサイトを見て比較し、還元キャンペーンなどのタイミングを計りながら、1月末にようやく購入となりました。
季節商品なので、待ちすぎると在庫が少なくなってしまうので注意が必要でした。
デザインが良く、悩みの種だったお手入れも簡単と、レビュー評価も上々でした。
性能比較
これまで使用してきたダイキンの2013年製のものと比較してみます。
大きさは小さく、加湿能力は大幅にアップしました。
ただ、全館空調といっても、埃はたまるので、空気清浄機能はあって損はないのですが、それだけ価格が高くなってしまいます。
レビュー
では、実際に使ってみると、
①加湿能力
加湿能力は十分。
40%前後だった湿度が、60%設定通りの60%になりました。
日中に過ごす、妻曰く、
普段よりも暖かく感じる
効果はバッチリでした。
赤ちゃんもより快適に過ごせていると思います。
②静音
古いタイプの空気清浄機と比較になってしまいますが、音の大きさは段違いに静かです。
古いタイプの空気清浄機では、加湿するために風量がアップするのと同時に、音も大きくなってしまい、TVの音が聞こえにくくなります。
一方、ダイニチの加湿器は、ゴーっと低音の風が出ていますが、運転しているのに気づかないくらいでした。
③給水
朝、電源をONにすると、夕方17~18時くらいには給水ランプが点灯します。
湿度60%を保つにはそれだけ水が必要のようです。
また、十分な加湿能力がある一方で、それだけタンク容量は大きいです。
その結果、
7Lのタンクにキッチンのタッチレス水栓で給水しようとしたところ、上の部分がつっかえてしまいました!
給水口に入れ込むことはできるのですが、戻すときに中の水がこぼれてしまいます。
給水する時は、洗面所でするほうが良さそうでした。
全館空調における最適な使用方法
グラフを見ていると、一日中加湿器をONのままにしておけば良い訳ではありませんでした。
全館空調で夜に室内干しをする家(リビングに隣接する部屋で室内干ししている家)は要注意です↓
日中は、加湿器をONにし、夜は風呂上り&室内干し前に加湿器をOFFにして、洗濯物が乾くように湿度が下がる方向にしなければなりません。
湿度を下げる方法は、これといった方法は今のところなく、全館空調によるコントロールで自然と下がるのを待つしかありません。
リビングの隣にある和室を部屋干しスペースにしている我が家では、加湿器をOFFにするタイミングは早めにした方が良さそうです。
ランドリースペースのある部屋や2階に室内干しするスペースがあれば、そこまで気にすることはなさそうです。
まとめ
我が家の湿度環境は、加湿器の購入でさらに良くなりました。
赤ちゃん用の温湿度計の『かいてき』マークがつく湿度60%前後にするために、風呂上りや室内干しによる加湿だけでは、日中の湿度は約40%に下がってしまうので、加湿器による加湿が必要になります。
全館空調のオープンステア(リビング階段)のある我が家の場合、加湿能力が高くなければ、50〜60%の湿度は保てないことがわかりました。
注意する点は、加湿器を一日中電源をONにするのではなく、夜、お風呂・室内干しをする前に電源をOFFにする必要があります。
それは、部屋干しした洗濯物を乾かすために、湿度を下げる必要があるからです。
生活リズムの変化で室内の湿度環境は変化しますが、加湿器の加湿能力は重要で、適切なものを選ばないと加湿されず、無理して加湿器の風量を上げて使ってしまい、音がうるさくて不快に感じてしまいます。
加湿能力のある加湿器を購入して大正解でした。